阪神淡路大震災から10年(ドラマ内では7年)



2002年1月17日という設定で、献花をするシーンからスタートしました。
社長のばんばひろふみに「(会社を)休んでもいい」と
言われた原田夏希は、震災で亡くなった父の墓参りと、
数年ぶりに、かつて神戸で住んでいたあたりを訪れます。


家のあったところは更地に…ということは、
7年の間、土地はほったらかしにしておいて、
固定資産税だけを払っていたということか…
なんか異様にもったいない気がしますが、
実際、こういうケースはけっこうあるのかなあ…。


父との思い出の公園で姜暢雄と合流しますが、
思わず「どうしてお父さんが死ななければならなかったの」と号泣。
姜暢雄になぐさめられ、父親の分も生きる決心を固めます。


と、まさに震災十周年にあわせた内容だったのですが…


この放送(12:45)の前に、阪神淡路大震災から
10周年の記念式典を放送していたのですが
そこでの、遺族の代表の方の話…震災で夫と娘二人をなくし、
その事実をなかなか受け入れられなかったこと。
周囲の人の励ましで、家族は自分の心の中で
生き続けると思うようになったこと。
夫との出会いとなった元の会社で働くようになり、
これからも頑張りたいという決意。
など、一言一言に重みがありました。


それに比べるとこのドラマ…
っていうか、事実を元にして製作されたドラマが、
事実よりも軽くなってしまうのは仕方がありません。


1月17日にぴったりとあわせた演出。
これでよかったんでしょうか…