ペルシャ絨毯



昨日は沼袋にある「シルクラブ」↓で開催されている
http://silklab.com/
「ミーリー工房 草木染ペルシャ絨毯復元展」(1月28日まで)
に行ってきました。


アジア布マニアであるものの、ペルシャ絨毯は敷居が高すぎるので
じっくり拝見するのは今回が初めて(苦笑)です。


「草木染め」としっかり表記されているだけあり、色がすごく綺麗でした。
特に藍色が深いというかスッキリ強い感じ(ってどんな)。
ターコイズブルーは説明によると、
羊毛糸をまず黄色に染めてからブルーに染めるそうで、
織られると色が何層にもなっていてまるで海のような感じです。


いただいた案内状に「どうぞ見て、触れて、そして踏み心地を
お確かめください」とあった通り、床に敷いた形で展示されていました。
一番踏み心地がよく、柄も可愛かったのは奥に展示されていた
8畳はありそうな赤い絨毯だったのですが、お値段は約180万!!!
そ、そ、そ、それって年収に匹敵する額(汗。。。。


同じ時間にいらした方は、何を買うか相談されてるご夫婦とか、
家に持って帰ったけどあわなかったのでキャンセルしたいといったご婦人とか…
どこぞで買った絨毯を鑑定してほしいというご婦人とか…
わたしも分割でもいいのでこんな素敵な絨毯を買える身分になりたいものです。
っていうか敷く場所がないだろー…って。


地下では遊牧民が羊の群れとともに移動するようすを追った
ドキュメンタリービデオが上映されていました。
このあとにホールがあったので
(たぶん)半分くらいしかみられなかったのですが、
小さい子どもも、一頭のヤギ(に見えた)の移動を担当して
きちんと働いているのが微笑ましかったです。


中近東の布をあつかっているお店でよく、遊牧民が塩を入れる袋とか
移住するときに使う袋を売っているのですが、
このビデオを見て、それをどうやって使用するのかがわかりました。


(畳1畳くらいが多い)2つの袋の長辺のところをくっつけて縫い、
縫い目のところをちょうどロバ(に見えた)の
背骨にあたるような感じでのせる
(そうすると左右バランスがよい重さになる)
ということです。


だから、あの袋は2枚でペアなんていわれてるんだ…と納得しました。


ビデオでは荷物の重さに耐えかねた?
牛がへたりこんで動かなくなってしまったので、
もういちど積みなおすシーンもありました。
生き物を扱うので、移動もたいへんです。


部族の長のナレーション(英語)で進んでいきましたが、
日本語字幕が無かったのではっきりとわからなかったのですが、
「一番若い妻は移住をするのが嫌いで連れていけなくて、
二番目の妻も連れていけず、この妻(かなり年配)だけが同行した」
みたいなセリフがあり、家族全員で遊牧しているわけではない?
遊牧民といわれてるけど定住地があるのか?
と疑問に思いました。