[あじあ]「華麗なるペルシャ絨毯の世界」展



を見に、松濤美術館まで行ってきました。


初めにお断りしておきますが、この展示は本日まで。
最終日なので駆け込みのようにして行きました。


先週「シルクラブ」に行ったとき↓お店の方にこの展覧会を強く勧めらました。
http://d.hatena.ne.jp/anmonite/20050123#p2
行って良かったです。というか、もう一度行ってじっくり見たい
…って、もう遅い。


一点一点が巨大で、遠くから見ても迫力があり、近くでみると
花や鳥など、1つ1つのモチーフが可愛らしく、
ずっと見ていてもあきません。


砂漠地帯で暮らしているためか、
草木や鳥といったものに対する想いの強さを感じさせます。


ひとくちにペルシャ絨毯といっても、色々な柄があり、
いわゆる唐草模様や、天使やバラの花などヨーロッパっぽいもの。
全体的に四角っぽくて、中南米インカ帝国とか)を思わせるものなど
バラエティに富んでいるのは意外でした。
中にやチベタンラグみたいな花模様もあり、
いろんなとこでつながっているんだな〜と思わせるものが。


個人的に気に入った柄は真ん中ペイズリーに周囲バラの花のやつで
非常にキュート。思わずお持ち帰りたくなりました。


展示室は地下一階と二階だったのですが、二階はサロン形式で
真ん中にソファがあって、頼むとお茶菓子(もちろん有料)を出してくれ、
ペルシャ絨毯に囲まれながらマターリするという
優雅な時間を過ごせるという趣向になってました。
やってみたかった…
でももう遅いですね(涙。。。


図録は展示品の写真だけでなく、
ペルシャ絨毯に使われるモチーフの解説やお手入れについて、
遊牧民の生活ぶりなどが掲載され、
入門編としてはなかなかお買い得なつくりになっていました。


ペルシャ絨毯というと、名前は知られていても、高級イメージが強すぎて
案外知られていない部分が多いです。
なんとか理解してもらおうという熱意が感じられました。


上映されたビデオを見たのですが、展示品を作成した「ミーリー工房」の中
(デザイン室・展示室)、糸を染める工場、遊牧民が羊を移動させるようす、
絨毯を織っているところに、ミーリー工房の人が指導をするようす
などが流されていました。


それにしても、羊って、
みんなと同じ方向へ移動する習性があるんでしょうけど、
一匹だけどっか行かないで、大人しくぞろぞろと黙々と歩く姿は
何度みても不思議です。動物なのに、とか…