今、



本日のNHK「サンデースポーツ」にて、10分くらいでしょうか
沢木耕太郎「一瞬の夏」の主人公であったカシアス内藤
ドキュメンタリーをやっていました。


「E&J カシアス・ボクシングジム」を
http://okepi.com/cassius/
横浜・石川町にオープンして1年。
ジム初めてのプロテストに向かって練習に励む4人の練習生。


「一瞬の夏」によると、類い稀な才能を持ちながら、
カシアス内藤はそれを試合で開花させることはなく、
いつも「次頑張れば」「いつか何とかなる」というスタンスで、
その「いつか」はやってこないままリングを去ることになったそうです。


悔いの残る現役生活を送った自分だからこそ、教えられるものが
あるのではないか、と指導者の道を歩み始めます。


プロを目指す4人の中には、才能がありながらも、
気が弱いのか、なかなか攻め込めない人や、
家庭の事情で思うように練習に来られない人も。
なかなか練習にこれない彼にはジムの合鍵を渡すカシアス内藤


練習生のメモには、教えてもらったことが個条書きにしてありましたが。
その中に「今、」という文字が。


人に教えて初めて、選手にとって、今、これをやらなければ、伸びないし
ボクサーとしての未来もないことがあることに気がつき、
指導者としてできるだけ選手にその「今やらなければならないこと」を
実現させたいと願うようになったそうです。


そして迎えたプロテスト。
本番で緊張しないようにと、テスト前にリングに上がらせたり
「後悔しないように」とテストに臨む4人をさとすなど、
優しさにあふれています。


テスト内容は2Rのスパーリング。
なかなか練習での実力が発揮できず
レフェリーに止められてしまい不合格が続きますが。
ただ一人、、「前に出るように」いうことを頭においていたという
熊谷武彦が合格。晴れてプロボクサー第一号が誕生。


と、いうのが大体の内容でした。


これを見て「今自分にできることは…」などと考えてしまいました。


あ、あと「一瞬の夏」を読んで、エディ・タウンゼントという人に興味をもち、
そのときたまたま井岡弘樹の試合があったのがボクシングを見始める
きっかけだったことを思い出しました。