中広大悟のドキュメント



http://www.nhk.or.jp/hiroshima/furusato/kako/060127.html
(に世界戦のところプラスした内容ぽいです)


なにげにNHKをつけていたら、やっていました。


広島三栄ジムの新谷会長は、地元でプロボクサーとして活躍。
東京のジムに移籍すればチャンスはあるのですが…
両親と離れてまでやりたくないと広島でボクシングを続けますが
出世試合の機会のないまま引退。ジムをかまえ、後輩に夢を託します。


経営は厳しく、ジムをたたんで、会長自営である
看板製作会社の倉庫にサンドバックを吊るして練習させたことも。


ジム開設30年以上たち、ようやくめぐり合えた有望選手が中広。
サッカー選手だったものの、「目立ちたいから」という理由で
ボクシングを始めたそうです。


内藤大助の日本フライ級タイトルに挑戦し、
滑り出しは良かったものの、後半挽回されて僅差の判定負け。


世界へのステップアップと考えていたこの試合で敗戦してしまい
一時はやる気を失ってしまう中広ですが…


…何と世界戦のオファーが!
対戦相手は13度防衛したポンサクレックと不利をささやかれる中、
会長はここで断っては2度とチャンスは来ないと快諾。


世界戦に向けてのトレーニングが始まりますが…
準備期間が1ヶ月しかないせいか、なかなか体重が落ちない。
ジムには王者と同じサウスポーがいないので、
元練習生を復帰させてスパーリングパートナーにするなど
かなりの悪条件。


いよいよ世界戦になりますが、会場は例によって屋外で、
メーデーに軍の基地を開放して、コンサートやってたりとか
遊戯施設があったりとかお祭りみたいな雰囲気。


そんなまっただ中で簡易テントを設置して、そこを控え室にさせられてました。
外からは丸見えです(涙。。。


試合が始まりますが、
タイなのに妙に鮮明な画像に激しく違和感を感じてしまいました。


1R。王者のパワーは、中広と会長の予想をはるかに超えていたそうで…。


そして2R。王者の左ジャブがもろに顔面を直撃、
さらにコーナーにつめられ右ボディでダウンを奪われます。


なんとかしのいでコーナーに戻る中広ですが


「目が見えない」


エエエエエエ(AA省略)エエエエエエ


それでも、皆の期待を裏切るわけにはいかないと
最後まで頑張る中広でしたが。
結果は大差判定負け。
「ボクシングの次元が違う」と世界との差を痛感する結果になりましたが
会長は懸命に戦った弟子を優しくねぎらいます。


数週間後、通常に戻り、再び世界を目指して
レーニングに励む中広とそれをみつめる会長のシーンで終了


…ざっとこんな内容です。


これを見て、世界に挑戦するだけでも大変というか
ボクサーにとっては幸運なことなんだなあと思いました。


あと、タイでの世界戦が懐かしかったです。
中広が2Rにダウンをとられたとこのインターバルで
アナウンサーが会場を煽ってたとことか。


だいたい、お祭り会場の一角にボクシングがあるという感じで
前座はマターリした雰囲気で始まるのですが、
メインのリングと観客の一体感はものすごいものがあります。


またタイで世界戦を見に行きたくなりました。


PABAだと、王者が勝って当然みたいな雰囲気が
試合前からあるので、やはり世界タイトルマッチの方が
見るほうも真剣度が違うというか…。


ああ見たい…
でも、プーンサワットは王座転落したし、
ソムサックは海外防衛が濃厚。
ポンサクレックも次は入札だそうで
タイでの世界戦はしばらくなさそうです…。