昨日のホール



ひさしぶりにボクシングの興行に行ったのですが。
レフェリーストップの早さにびっくり。
メインは7R2分59秒!でのストップ。
もうひと試合、「あと10秒ちょっと」でストップした試合がありました。


それまでの試合展開がほぼワンサイドで、
連打があり、被弾された相手が10秒くらいの感覚で
反撃ができないようだと、残り時間が1秒あったとしても
レフェリーはとめてしまう…みたいな印象を持ちました。


1年くらい前は残り30秒くらいのストップは滅多になかったような…。
年々ストップのタイミングが早まっているような気がします。


選手は今まで以上に「打たせないこと」に重点を置かないと
なかなか勝つことができなくなるかもしれません。
ここまでくると、もはや「打たれ強さ」は必要ないのかなと思えるくらいです。
もしくは、打たれてもすぐに打ち返す技術&精神力が
今まで以上に求められそうです。

ダオロエク・スーンギラーノーイナイVS栗田貴之



19歳とアナウンスされたダオロエクですが。
とても10代にはみえません…
ちなみに、「スーンギラーノーイナイ」は
英語でいうと「ノーイナイスポーツスクール」。
…体育学校の学生さんなのでしょうか???


トランクスに英語で「OneSongchai」なんてあるので
もしかしてソンチャイさんの選手?
意外な強豪なのか?とタイマニアの期待は高まります。


ダオロエクはムエタイ出身ぽくないアウトボクサーで
カウンターもなかなかうまかったのですが。
ややパワー負け。
栗田は「タイ人にはボディや!」とばかりに
ボディを狙いまくりましたが、倒せずといった不完全燃焼な内容でした。
最終Rのダオロエクは足をつかうか延々クリンチ
といった逃げ逃げボクシングだったのに…。

川村責治VS室井啓宏

総合の選手かと思うくらいの上半身な川村は
1Rこそ打ち合うものの、前半はアウトボクシング
室井は接近して、しつこく連打。
中盤から川村も足がとまり接近戦に。


室井の粘りが凄かったけど、一発のパワーは川村かな…
と、どっちもどっちな感じで8R終了。
判定は僅差で川村でしたが
本当にどっちが勝っても文句のつけようのない接戦で、
敗者の室井にも拍手がわきあがっていました。

松橋拓二VS野中悠樹

野中の応援垂れ幕が「Like a Rolling Stone」とか
「風のように舞え」だったか、ポエムなのが違和感でした。


11戦9勝9KO1敗1分と、高いKO率を誇る松橋と
最近KOで連勝中とアナウンスされた(と記憶)野中と
KO必至の組み合わせ。
左ジャブなどでアウトボクシングの野中に
松橋やや苦戦も豪腕をふるっていきます。


重量級のハードパンチャー同士の対戦だけあって
当たる時の音が凄かった…
…のですが、意外にも判定に。
松橋の手があがりましたが、これも接戦でした。

木村登勇VS小暮飛鴻



西側席を黄色いTシャツを着た小暮応援団でうめつくされました。
ダンボールからTシャツを出しているところが目撃されたので
どうやら新しく作ったもののようですが、
なかなか可愛らしいデザインでした。
応援団の中には雄二ゴメスの姿が見られました。


両者ともモヒカン!
両者とも派手なトランクスとガウン!
というキャラかぶりまくりの対決。
木村の方が上品というか整然としたモヒカンという感じでした。


長身でリーチの長い木村が左ストレートなどで
主導権をにぎりますが、
小暮も頭を低くしての突進&ボディ打ちで粘る展開。
4Rくらいの木村の連打で、浦谷レフェリーはストップしたそうな雰囲気。
次に連打があったら危ないかな、というムードになりました。
そして7Rにストップ。
早いけど試合展開からして仕方がないか…
…と、冒頭の感想につながっていきます。