行ってきました。



いや〜すんごかった!!!
TBSの深夜は留守録じゃなくてそのままごらんになることを強くおすすめします。


会場の盛り上がりは今まで行った中で1番かも。。。


そおゆうわけで、ざっと試合を振り返ってみます。


内藤はいつもの「Romanticが止まらない」で入場。
2コーラスめで入ってきました。


ポンサクレックはなぜかベートーベンの「運命」だったか。
途中でモーラムに変るのか(←それはセンチャイ興行)と思いましたが
ずっと「運命」のままでした。
こちらはあっさり入場。


立ち上がりから内藤ペース。
すでにあちこちのレポで出てますが、すんごい変則。
フットワークを使ってくると思えば
頭低くして出てきたりとか。
2回空振りしてバランス崩した3発目がクリーンヒットなんてのもありました。
非常に写真とりずらかったです…。


ポンサクレックはいつもの強烈なプレスが見られず。
内藤が頭低くして出てくるのがかな〜りやりにくかったのか
コンディションがいまいちだったのかわかりません。
たぶん両方かも。
得意のアッパーはことごとくはずされてました。
内藤ビデオとかみてかなり研究したと見ました。


王者がまぶたのあたりをカットして出血するなど、
内藤ムードで4回が終了。
ここまでの採点はドローが1人と2ポイント差で内藤が2人。
盛り上がる場内。


とにかく、お客さんが筋金入りで、
内藤がパンチ出すと当たっても当たってなくても沸く
(逆タイパターン)ので、会場ムードの後押しも
かなりあったかもしれないです。
6Rからポンサクレックのノーモーションの右が当たり始め
7Rは内藤あわやダウンみたいな場面もあったり、
あと口の中切った(みたいに見えた)りして
どうかと思いましたが。
8Rすぎての採点は1人ドロー、
1人1ポイントで内藤、1人2ポイントで内藤。


ポイントでリードされてる王者は
9Rに猛ラッシュ。あわやダウンかストップか
などという場面もありましたが、
内藤なんとかこらえて打ち返します。


10R以降はポンサクレック打ち疲れか9Rほどのプレスはなく。
内藤も疲れてきたのかクリンチに逃れる場面も多く。
消耗戦になってきます。


ポンサクレック必死で追い上げるもなかなか明確なポイントとれず、
11Rくらいで、内藤の勝ちかな〜みたいなムードになってきてます。


試合終わって健闘をたたえあう両者。そして出た判定は
3-0で内藤!
場内歓喜
新王者は…泣いてます。
BGMはもはやテーマ曲になりつつある「Romanticが止まらない」。
このあとリング降りるまでずーっと泣いてました。


ポンサクレックはリング四方にあいさつしたあと、
内藤のもとにあゆみよって手を上げます。
あー内藤がポンサクの手を上げてたのかもしれないけど
とにかく、いさぎよく負けをみとめ、勝者を祝福する前王者の姿が。
ここらへんの態度はさすが名王者だけあって立派でした。
さわやかで、ボクシングっていいよなあと思わせるものがありました。


試合が終わっての感想は内藤及びスタッフの人たちは
よくぞここまで頑張ったよなあ…
…凄いなあ、でした。


タイで最短KO負けして「日本の恥」とまで言われたことや
3度目の挑戦でなかなかスポンサーがつかなくて開催が危ぶまれたことを思うと
あきらめなくて本当に良かったです。これが励みになる人も多いのでは…


激闘で後味もよく。心の洗われるような世界戦でした。


これはちょっと、ボクシングじゃないとありえないというか、
K-1など、他の格闘技のない
ボクシングの面白さがはっきりと見られました。


それは、どこにでもいるような、普通の人が努力を重ねて
「世界チャンピオン」というヒーローになるということです。


K-1とかだと、もう、出場の段階で選別されるというか、
出るからには既にスターじゃないといけないというか、
(それはそれで面白い部分ではありますが…)
内藤はキャラとルックスがイマイチ(失礼)で
TV中継すらされない気さえします。


最近のボクシング界いろいろあったけど…
ここらで基本に戻るべきじゃないかなあと思いました。


それにしても、この試合が
全国で生中継されなかったことが非常に悔やまれます。
もしされてたら、お茶の間すんごく盛り上がってたはず…
ボクシングファン増えてたはず…
「自分もできるかも」とジムの門をたたく人もでたはず…


写真は開場待ってたときに遭遇したポンサクご一行


…ってタイミングわるい内容でゴメンナサイ。。。。
試合のは明日…できるのかなあ(汗。。。。