NJKFがNKB脱退



なんだそうです。
http://sportsnavi.yahoo.co.jp/fight/other/column/200412/at00003338.html


この記事が出る前。「NJKFがNKB脱退」ということしかわからなかった時点では
「またか」
「見ている側にはあんまり変わらないんだろうな」
と思いました。


なぜかというと、NKBはNJKF、日本キックボクシング連盟
アジア太平洋キックボクシング連盟、キックユニオンの四団体の集合体で、
この4つでランキングと王座を統一していたのですが、
興行については、各団体で別々に行っていました。


選手については、団体の看板選手の試合はそこの団体主催興行に出場させ、
言っちゃ悪いけど二番手三番手、みたいな選手を
他の団体にゲスト出場させているような状態だったので…。
あ、でもタイトルマッチは別だったかも。


が、記事の詳細をよく読むと「他団体との交流」を視野に入れた脱退だそうで…
ってことは、全日本キックで盛り上がっているライト級戦線に
NJKFの実力者、桜井洋平や飯田誠一がからんでくる、なんて素敵なことも
実現の可能性があるかもしれないってこと!?


だったらいいんですけどね…
少しでも頑張っている選手たちが報われるシステムを作ってほしいです。


キックの選手に知り合いがいないので、胸のうちは想像するしかありません。
でも。数年間試合を見たりとか、カードや王座の変遷を眺めたりしているうちに
キックボクシングって、あまりにも報われない世界だと思うようになりました。


なんでかというと。例えばボクシングだったら国内でチャンピオンになったら
次は東洋、世界と到達点がはっきりしているし。
世界チャンピオンになったら有名人の仲間入りですけど。


キックの場合は、各団体でチャンピオンになっても、その上は「??」
一応「打倒ムエタイ」ってことになのかなあ。でも
ムエタイの壁は厚いし、武田幸三みたいにチャンピオンになっても
世間的な関心度は低いし、「通過点」みたいな扱いにされてしまいます。


魔裟斗みたいにK-1で有名になるとか…?


この元凶を作ったのが、団体をここまで(7つくらいある)
分裂させることになった、キック界のお偉方たちでは。
せめて国内タイトルがひとつになれば、
チャンピオンのステイタスもあがるはずなのに…(以下後日)