芸術か実用か



銀座のメインは、いきつけの某ギャラリーでした。
そこでは、お茶をだしてくれるのですが、使用している急須がとてもラブリー。
一見中近東系な雰囲気もあるけど和風とかヨーロッパも混じっている柄が、
表だけでなく、蓋をあけると裏とか、裏返すと底にまで
違うモチーフでびっしりと描かれていて、
一粒で3度おいしいものでした。


その作家さんの器の展示があるというので、喜びいさんで行きました。


お目当ての急須ですが…柄は可愛いけど、巨大(お値段も)。
一度に15人くらいのお茶がつげそうな大きさでした。
その割には、蓋がきゃしゃで、ちょっとぶつかったら
つまみのところが折れそうです。


使えね〜(落胆)。


ユニークな形の花器もありましたが、
あまりにも自己主張が強すぎてお花とけんかしそうです。


あとは皿とか小鉢、おおきめのレンゲでした。
可愛いけど、購入するにはもうひとつインパクトが欲しい気が…。
お皿はもうちょっと小さいのがあれば色々と使えそうですが
これも巨大でした。


う〜ん。。。。
もうすこし実用を考えて作ってくれても…。


聞いた話ですが、焼き物の作家さんは、ご飯茶碗とか、
日常的すぎるものは作りたがらない傾向があるそうです。


食事に使うよりも、飾って鑑賞するもののほうが、作品としての
グレードが高いってことなのかも、と想像しています。


毎日使う食器だからこそ、可愛いもの、素敵なものを
購入したいという願望があるのですが…
このへんの、作家と一般庶民のズレは何とかならないものでしょうか。