徹の苦悩



「部活をやめたら、一日が長くて…」
「今日も何もせずに一日が終わってしまった」と語る本仮屋ユイカ


四万温泉では、仲居として一人で担当することになった
ノリピーの、初のお客さんは、実の母…。
お金を援助しようとしたり、「一人の客として来た」といいつつも
「麻子をよろしくお願いします」と女将の由紀さおり
頭をさげるところは、いかにも母親がやりそうなことです。


…と、ノリピー側は順調な感じですが。


いまやすっかり閉鎖状態になったバネ工場に
その原因を作ったともいえる商社マン・渡辺徹が泥酔して来社。
緒形直人に「他の職業についてほしい。
(会社の窮状を見ているのは)自分も苦しい」と語ります。


そんな渡辺に「苦しいのはこっちの方だ」と責める本仮屋。
渡辺は、本仮屋の親友である娘にも悪いことをしたと
責められていることを告白…でラスト。


ドラマ上で渡辺徹は「悪役」という位置になりますが。
根っからの悪人ではなく、会社の立場上そうせざるを得なくなり
やったことについて苦悩している
…ということがきちんと描かれています。