WBCムエタイもうちょっと細かく



ボクオタの間では話題沸騰のWBCムエタイですが、
なぜかキックファンの間ではそーでもないようです。


なんでかというと、
1:既存のキック系の世界タイトルが多すぎて(↓ここ参照)、
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%A0%E3%82%A8%E3%82%BF%E3%82%A4
  ボクシングでいうWBAWBC並みの権威がないので
  海外タイトルに対する興味が薄い。
2:キックファン最大の関心事は団体を超えた日本人対決で
  外国人選手がらみのニュースについては反応が薄い。
  情報不足もあり、初来日で強いことが判明して初めて盛り上がるケースも
 (サムゴー、タプナーなど)。
ということが推測されます。


…ていうか、ボク板でここまでWBCムエタイについて語られていたのは意外でした。
WBCブランドおそるべし。


さて、タイマニア的な興味の中心は
「いったい、どのプロモーターがWBCムエタイを担当するのか」ということです。


タイでは、プロモーターごとに世界タイトルの管轄が分かれています。
ボクシングでいうと、


WBA→ニワット氏(カオサイ、プーンサワット、チャナ&ソンクラーム兄弟など)
WBA→ソンチャイ氏(ヨーサナン、ヨーダムロング、ヨックタイなど)
WBC→ウィラット氏(ポンサクレック、チャッチャイ、メッングンなど)
WBC→スチャート氏(ウィーラポン、一時期シリモンコン)


ってとこです。


その流れでいくとWBCムエタイを管轄するのはウィラット氏かスチャート氏?
…と予想しましたが。
スチャート氏は国際式の選手しかもっていないし、
ウィラット氏系列のムエタイサイト「ムエタイ2000」では
WBCムエタイについてまったく触れていないことを見ると
どうやらウィラット氏でもないもよう…。


そこでWBCムエタイのサイトや試合情報をじっくり見たところ
どーやら、フェーテックスジム会長のバンヂョン・ブッラーカムウォング氏らしい
ということを想像しました。


その根拠は。


1:12/10に行われる初代王者決定戦に、所属のヨーセングライが挑戦。
2:ランキングを細かく見ると、ラジャよりルンピニー系の選手の評価が高い。
3:WBCムエタイのオフィシャルのトップページから、
 フェーテックスジムのリンクが貼られている(ABCOマークの下のアイコンがそれ)。


ってとこなんですけど。


12月に予定されていた総合格闘技の興行もフェーテックスがらみだったし、
外国との交流に積極的に力を入れていく方針なようですね。
フェーテックスジムの選手。日本では全日本キックのリングに上がっています。


ここで気になるのが、WBCムエタイのタイトルマッチにNJKFの米田が出場すること。
NJKF→ソンチャイ氏→WMTCなはず…。
米田が他プロモーター系列のベルトを巻いたら、
ソンチャイ氏との関係がギクシャクしないかちと心配ですが。
もしかして、ゆくゆくはソンチャイ氏も参加なんてこともあるのかも。


というわけで、しばらくの間はWBCムエタイを生暖かく見守ろうかと思います。
が。1年後には他の海外キックタイトルと
なんら変わらないポジションになるに300バーツ!