捨て猫NGO?



昨日のテレ朝、お昼のワイドショーで放映していた話題。
断片的に見ていたので正確でないかもしれませんが、
以下のような内容でした。


とある繁華街の道端で
犬用のロープ&首輪でつながれていた十数匹の猫がディスプレイされていて
その脇に募金箱があり、「捨て猫のエサ代を募っている」という内容のことが。


動物愛護のボランティア団体のようですが、細かく見ると怪しげなことが…。
猫&募金箱はここの繁華街、半径500m以内くらいに三箇所設置。
そして各所を定期的に訪れ、収益金のみを回収する、
黒のジャージを来た謎の男性が暗躍していることが判明。


彼を尾行すると(←おいおい)お金をもらったその足で
ゲーセンやレンタルビデオ店に直行。
募金は猫のえさにするって話なのに一体…。


レポーターが追求すると。
募金は猫の脇にいて面倒を見ているスタッフのお弁当代など、
経費にも使うという説明でした。
会計報告はしないのか、という問いには
(領収書を発行するわけではないので)収入は言い値でいくらでもいえるので
出していない、見たいな答えでした。


これってボランティアを騙った詐欺なのでは…という疑問を発生させ、
コーナをしめてました。


番組を見た範囲では、グレーゾーンかな〜という感触です。
「猫のえさのために募金したお金が、おじさんたちのお弁当になるんですか?」
とレポーターがツッコミを入れてましたが。
NGO等に募金されたお金の全額が、対象者に行くということはほとんどないのでは…
援助の規模が大きくなればなるほど、専業のスタッフが必要となるので、
ごく少数の有給の職員+大多数の無給のボランティアで
やっているNGO団体がほとんどでは…
なので、このレポーターの反応はナイーブすぎるというか、
ボランティア団体についてあまりわかってないな〜という気がしました。
あ〜でも、ゲーセンとレンタルビデオはどうかと思います。


問題なのは、やはり会計報告があいまいな点。
収入がはっきりしないからこそ、お金の流れをきちんと把握するべきなのでは。
毎月大体いくら募金がもらえて、経費がいくら出るのかがわからないと、
例えば、引き取る猫の数をどのくらい増やせるのかとか、計画ができませんよね。


あと。猫をどうやって入手するのかが疑問でした。
捨て猫」と言ってる割には、顔立ちの綺麗な猫ばかり…。しかも仔猫が多い。
可愛くないほうが捨てられそうな気もしますが…。
可愛い野良猫を選んで捕獲するのかもしれませんけど
猫って、捕まえるの結構大変ですよねえ。
どうやるんだろう…。


会社の小さなTVで見てていても、つながれている猫は
毛がパサパサで、あまり健康そうに見えないのも気になりました。
たしかに募金によってエサは確保されているけど、
自由にどこにもいけないし、
もしかすると野良の方が猫にとっては幸せなのかも〜と思わせるものが。


どこの街で猫募金が行われているのかわかりませんでした
(インタビューされてた黒ジャージの男性は関西弁でした)けど。
なんかちょっと生で見たくない光景でした。


おそらくウリ坊同様、この件にも続報があるものと思われます。