翻訳完了



もう、何月何日の日記に書いたのか忘れてしまいましたが。
ボランティアで翻訳をしている、「さくらプロジェクト」の
タイの山岳少数民族のこどもたちが
勉強のための資金援助をしている、
日本人の里親に当てたクリスマスカード用の手紙の翻訳作業が
やーーーっと今日終わりました。


例年だと、こんな行事があって楽しいといった、
クリスマスにふさわしい内容の手紙ばかりなのですが、
今回のは、個人的な悩みや、家庭の事情などをつづったものが多かったので、


自分の家の収入が少ないため、実の親ではなく
日本人にお金を出してもらって学校に通っている
ということについて、子ども本人、そして親は何を感じているのか…
…いろいろと考えさせるものがありました。


ほとんどの家庭が農業に従事していて、ほぼ自給自足なので
食べていくといった基本的な生活には不自由していないようです。
が。それによって得られる「お金」が少ないので、医者に行くとか
子どもを学校へ行かせるとかいったことは容易でないようです。


「さくらプロジェクト」では支援している子どもたちは
実家を離れ寮生活をしています。それにより
実家では農業の人手が減ってしまうこと。
親兄弟と長い間離れてしまうこと。
子どもたちが高い教育を受けることにより、親とのギャップが生じること。
出身地が構造的に貧しいことについて…など
子ども自身もいろいろと思い悩むんだな〜ということを痛感しました。


ただ、基本的に自給自足なので、お金がなくとも、高い教育を受けなくても
生活はできるし、結婚して家庭を持つことは可能。
日本だと、収入が少なかったら、家庭をつくるなんてとんでもなく、
自分ひとりで生活をするのも困難なので、
もしかするとタイの方が豊かなのかも〜ということを思いました。


真に支援が必要なのは日本の若者なのかもしれません。