情報はタダ?
昨日の「クローズアップ現代」は、最近増加している
フリーペーパーがテーマでした。
「R25」の編集部がとりあげられてました。
同誌はその名の通り20代の男性がメインターゲット。
この世代は新聞、雑誌はあまり読まず、
情報は主にネットで広く浅く入手するのが特徴なのだそうです。
その中で出てきたキーワードが「情報はタダ」。
……………
情報は…タダじゃありませんよ!送り手の側は!
それは、WEBページを立ち上げてみると実感できます。
自分の例をあげるのもなんですが、格闘技系サイトの場合だと
観戦記書くのに、チケット代、交通費がかかるし、
あと写真のフィルム代とか現像代とか…
TV観戦オンリーだとお金がかからないのでは、とか思いますけど
それでも最低限PCはないとできません。
自分はタグ打ちでページを作ってますが、
デザインを凝ろうとしたらそれなりのソフトが必要でしょう。
年に数回は海外の興行もレポートしたい、とか
いいものを作ろうと思えば思うほど、お金がかかる仕組みになってます。
フリーペーパーは何で製作費をまかなっているのかというと
広告収入なのだそうです。確かに広告多い…。
それなので読者は一銭も払わず雑誌が読め、
まさに「情報はタダ」なわけですが、
これって、なんか危なっかしいものを感じます。
収入の100%が広告から、ってことは
広告を出している企業が不利益になることは掲載しずらい。
消費を手控えたくなるような記事もNG、なんてこともあるかも…
もし、すべての雑誌がフリーペーパーになってしまったら、
読者が本当に欲しい情報は手に入らなくなるかも。
(このことは、既に女性誌にものすごく感じられることです
エステや美容整形のトラブルとか、絶対にとりあげないし…)
「情報はタダ」に甘えていたら、
いつか、強烈なしっぺ返しがきそうです。
そんでもって、ネットですけど。
「クローズアップ現代」で、ある20代サラリーマンの一日を追っていて
帰宅してすぐPCを立ち上げてましたが。私もです(爆)。
たしかにネットは便利です。
キックボクシングとか、一般紙に載らないマイナージャンルに
関心のある人は、ネット情報に頼りっぱなしなのでは…。
でも。情報系以外で、面白いページは本当に少ない。
たまにあっても、管理人さんの仕事が忙しくなった…
…という本当に個人的でありがちな理由で更新が滞ったり閉鎖され、
残念な思いをしたことは数知れず…。
(面白くて人気のあるページほど休止・閉鎖しやすいのは、
メールや掲示板の対応に追われるというのもあるんでしょうね…)
これは、個人でウエブサイトを作る人のほとんどが
それによって収入を得ていないせいだと思います。
アフィリエイトで稼げるとか言われてますが、お小遣い程度では…。
一定以上のアクセス数をキープし続ければ、
収入につながるようなシステムが確立されれば
面白いページが増えるし、維持できるのないかと…
…でもネット社会は「情報はタダ」が浸透しつつあると、難しいでしょうね。
なんか自分で自分の首を絞めてるような感もあります…。