中近東文化センター



http://www.meccj.or.jp/
に行ってきました。


コプト織とペルシア錦・絨毯」展を見に行くためです。
http://www.meccj.or.jp/Pages/tenji_frame.html


コプト」というのはキリスト教を信仰するエンプト人のことで。
6世紀とか、かな〜り古く、断片化された布が展示されました。
気の遠くなるような年代にもかかわらず、藍や茜が鮮明なのには驚きです。
どんな服の一部だったんだろうと想像するのも楽しいですし、
なんか文様が「インカ帝国」ぽい感じもします。


「ペルシア錦」は16世紀ごろのペルシア(現イラン)の
金糸を織り交ぜた豪華な布を展示していました。
文様はインドぽかったり、ヨーロッパぽかったりして
まさに文明が交わるところというか…


絨毯は「シルクラブ」ですっかりおなじみになった
ミーリー工房のものを展示していました。
いつ見ても染のきれいさに関心します。
ミーリー工房の絨毯は「千代田トレーディング」というところで扱っているらしく、
パンフレットも置いてありました。


常設展もかなり力が入っていて、
世界史でやった「くさび形文字」の時代から現代のトルコタイルまで
中近東の工芸の歴史をざっと見せてくれます。
白眉はパンフレットに載っているエジプト、紀元前11世紀の木棺蓋。
人物をかたどっていて、当時の生活を描いた絵がびっしりと描かれています。
これも古代のものなのに、鮮やかな色彩で残っているので驚きです。


今回はいかなかったけど図書館もあるし、
半日いてもあきないかも…という感じだったのですが。
この中近東文化センター、
交通の便がイマイチ!なんですよ。


行き方はいろいろありますが、
今回は調布駅から武蔵境駅行きのバスで行きました。
京王線の調布とJR中央線の武蔵境がつながるのがけっこう謎。
帰りは雨で、時間通りに来るか読めなかったので、
とりあえず最初に来たバスに乗りました。
それは吉祥寺行きでした。
途中でたくさんの人が見えましたが「ジブリ森美術館」でした。
たしかに緑あふれるところにあったので妙に関心しました。
三鷹市が巨大に感じた一日でした。


あ、あと、前々から「イスラム教の国に行きたい」と思っていて、
ウズベキスタンあたりはどうかと思っていたのですが。
今回の展示で、文化的な中心地は、ペルシア(イラン)なんだな〜
ということを痛感しました。
ミーリー工房もイランですよね…。


しかし、イランに行くのは色々と大変そうです。
外務省のウエブサイトを見て萎え…