タイマニアのつぶやき



「作られたヒーロー」などという言葉も見られましたが。


タイ人の世界チャンピオンなどの戦績を見ると
ヒーローは「作るもの」みたいですね。


たとえば今では安定王者と言われているポンサクレックですが、
世界タイトルを獲るまでの対戦相手はフィリピン人選手が大半
http://www.boxrec.com/boxer_display.php?boxer_id=034051
なのですが、試合間隔は一ヶ月半に一回とか、驚くべきペースでこなしてました。
タイの場合、ムエタイで良さそうな選手をスカウトして、
最初は弱そう?な対戦相手からスタートしてとにかく実戦をこなして
ここぞというときに世界タイトルに挑戦させてます。


正確に数えたことはありませんが。
世界挑戦→奪取の確率はかなり高いのではと思われます。


ただ、すべての選手が成功するわけではありません。、
ナムサックノーイは安全パイと思われていたフィリピン人選手に
KO負けしてアゴを骨折してしまいました。
ソッドは無敗で世界タイトルに挑戦し、ダウンをとったものの判定負け。
二度目の挑戦は秒殺されてしまいました。


ポンサクレックは世界タイトルを獲る前後は「攻撃力がイマイチ」
みたいな言われ方もされてました。


シリモンコンは十代で世界チャンピオンになったけど、
バンタム級王者時代は疑惑の秤とかいろいろ言われて
決して評価は高くなかったと思います。
辰吉にはボロ負けしてしまいましたが、
5年後に長嶋健吾にKO勝ちして二階級制覇。
ヘスス・チャベスに判定負けして王座陥落したものの、
ラスベガスでマイケル・クラークにKO勝ちするなど
階級をあげてからの実績は素晴らしいのでは…。


プロモーターにとっては、ヒーローは「作るもの」ですが
選手の努力と実力によるところも大きいです。


…で、なにが言いたいのかというと、
日本のボクシング界は、ヒーローを作るのが


下手すぎ…


…ということを痛感したということです(><)。


あの戦績と対戦相手で世界に挑戦させるのは無謀だよな、とか。。
後先考えず煽りすぎて、目先の視聴率しか考えてないよな、とか。。。