あなたの知らない桜井洋平(前編)



真王杯優勝で、一躍格闘技ファンの注目をあびるようになった
NJKFライト級チャンピオンの桜井洋平。
が、真王杯以前のことは、あまり知られていないようで、
観戦された方のブログに「タイ人との対戦を見たい」と
書かれているのをみて仰天しました。


と、いうわけで、桜井洋平について一筆したためてみたいと思います。


戦績はオフィシャルサイトにあります。
http://www.sakurai-youhei.jp/result.htm


初めてみたのは、2000年1月29日の弘中史樹戦(5R引分)。
そして、NJKFマニアの注目を集めることになったのは
2000年5月7日、弘中との再戦で4RKO勝ちを治めた試合
ではないでしょうか。


当時は何とバンタム級!なのに今と変わらぬ180cmで
「あの身長は反則」とファンの間では言われたものです。
ファイトスタイルは、イケイケだった記憶が…。


初のタイ人対戦は、2000年11月26日、
コンキアット・シットチュントーイ戦。
当時観戦メモに
>桜井183cm、コンキャト158cm。
>お互いやりにくそ〜〜〜。
>桜井のミドルキックがハイキックになって
>倒されてしまった。
なんて書いてありました。
証拠写真
http://www.ne.jp/asahi/anmonite/boxing/kansen2000/0011/001126sakurai2.jpeg


この勢いにのって、ソッド・ルーグノンヤントーイと
対戦するはずだったのが、突然のキャンセルで
デッカロン・ソースマーリーと対戦したのが2001年1月26日。


自分の観戦メモでは、急遽試合で安全運転モード
のデッカロンに投げられまくりで完敗…と
あるのですが、オフィシャルでは判定勝ちになってます
どっちなんだろう。。。
あまり印象に残らなかった試合だったことは確かです。


2001年9月8日はヂョムポップ・ギアットポルティップと対戦。
同じバンタム級の選手だけど、すごい体格差…
1R桜井攻勢もヂョムポップの肘で桜井ダウン。
ヂョムポップミドル、桜井パンチ、ミドル、膝で積極的に攻め、
首相撲では劣勢だったもの、4Rにヂョムポップが
バランスを崩したところに膝蹴りをヒットさせてダウンを奪いますが
結果ドロー。


2002年はNKBトーナメントが始まり。桜井はフェザー級にエントリー。
しかし、なぜか私はこのトーナメントあまり見てません。


2003年1月19日は孫悟空丸山を相手に
NKBフェザー級王座の防衛戦を行いますが。
ゴングがなると同時に突進し、パンチ連打であっという間に
3度のダウンを奪ってしまいKO勝ちという
真王杯での勝ち方の原型となるような内容でした。


初のタイ人ランカーとの対戦は2003年7月6日。
ファーストコンタクトでアナンタデート・モンソンクラームの
左目の上のあたりを肘で切り裂いてTKO勝ち。


この試合の前の2003年3月9日は、日本人キラーの
ワンロップ・ウィラサクレックに判定勝ちしてますが、
残念ながら私は見てません。


ここまでは打倒ムエタイ路線を順調にひた走っていた桜井ですが、
2004年に試練が。


1月18日はWMC世界スーパーフェ ザー級タイトルマッチで
王者、サガーオトーン・ペットノンヌットに1RKO負け。
5月2日はワチャラチャイ・ゲオサムリットに3RTKO負け。
…と。ムエタイの超一流選手に苦杯。


真王杯での圧倒的な強さからは信じられない話かもしれませんが、
サガーオトーンにはあっという間にボコボコにされてました…。
http://boxfreaks.ddo.jp/chinta-chinta/kansen2004/040118/040118sagaothong1.html


ワチャラチャイは数年前にMVPを独占し、
「対戦してくれる日本人はいないだろうな…」と思われる
ほどの強豪で、来日すると知ったときは
「ありがとう、桜井!」なんて本気で思ったものです。


例によって身長ではかなり上回っていたものの
ほとんど当てさせてもらえませんでした…。
ワチャラチャイ、強かったなあ。。。
http://boxfreaks.ddo.jp/chinta-chinta/kansen2004/040502/040502vacharachai1.html
また来てくれないかなあ。。。


とりあえず本日はここまでにしておきます。