あなたの知らない桜井洋平(後編)



戦績はオフィシャルサイトにあります。
http://www.sakurai-youhei.jp/result.htm


強豪タイ人選手に2連敗した桜井はライト級に階級をあげ、
2004年8月8日。ソムチャーイ高津と対戦。
うっぷんをはらすかのように初回早々桜井パンチラッシュで
高津ダウン。立ち上がったところでレフェリーストップ。


高津はあまりダメージがなさそうに見えたので、
早すぎるストップにびっくりでした。


2004年11月24日はNKBライト級王者の飯田誠一と対戦。
長身を活かした膝蹴り連打でこれまた1RKO勝ち。
この試合は生観戦してなくて、
オフィシャルウエブサイトから見た記憶があります。


国内(というよりはNKB内)で敵ナシになった桜井は
デーンチャイ・トー・シラチャイとWMCスーパーフェザー級ランキング戦
を行います。
http://boxfreaks.ddo.jp/chinta-chinta/kansen2005/050122/050122-deanchai01.html


デーンチャイはビデオでみた限りは地味なファイタータイプ。
しかし、2Rに右ストレートでダウンを奪われ。
全体的にもローキックをきかされての判定負け。
またもやムエタイの壁は厚かった…という感触が残りました。
これ以降タイ人との対戦はありません。
マッチメイクが難しいとこです。


2005年7月23日は山本雅美を相手にNKBライト級王座防衛戦。
例によって初回から仕掛けるも、ダウンを奪えず。
そこからは一進一退の攻防で辛くも判定勝ち。
日本人相手では、もっとも苦戦した試合でした。


2005年11月20日はデビッド・フェルナンデス(スペイン)と対戦。
組んで膝蹴り連打であっという間に3度のダウンを奪い。
「相手よわすぎ」…とまで思わせた内容でした。


2006年5月3日は、カリム・エル・オスロウティ(オランダ) に4RKO勝ち。
しかし、約半年ぶりのリングで試合カンいまいち、
3Rに脚を痛めるような様子があったものの、首相撲で乗り切って
パンチラッシュで逆転KO勝ちでした。


別人のような不振ぶり。そして、この間に自らのジムを開くなど、
もしかして第一線をしりぞくのかな…と思わせるような動きがあったので、
それ以降、真王杯での快進撃は失礼ながら意外でした。


優勝はしたけど、これからどうするんだろう…。
ざっと戦績を振り返ってはみましたが、
もうタイ人とはやらないような気がするし、
大月や石井といった、他団体トップとの対戦以外は受けたくないのではないか、
と思わせるものもあります。


なので、キックファンの皆様、
ぜひ桜井VS大月とか、桜井VS石井を見たいという
世論を盛り上げていただきたいところです。


ところで、ここまで読まれた皆様。
心の中はある疑問でいっぱいなことと思います。
それは、


「あの応援団って、いつからだったの???」


2000年1月29日の観戦メモには
>桜井への声援が飛びまくる


2000年5月7日の観戦メモには
>怖そうなパツキン
>のお兄ちゃん+その仲間が。洋平応援団のようだ。


…と、あるので、この時点からなんらかの形で
応援団が存在していたのだと思われます。
もしかしたら、デビュー戦からかもしれませんが
その当時は観戦していませんでした…


そして、2001年1月26日の観戦メモには
>パツキン、入れ墨、ガタイいい洋平応援団。
>国際式でいうと保住直孝応援団とキャラかぶる。


と、あるので、この時点で今の形ができてつつあるのかも…。


ただ、最近の洋平応援団は、コワそうなお兄ちゃんは影をひそめ、
多数の普通っぽい方々が熱い応援を展開しています。
本人同様。応援団も大人になったのか…と感慨深いです。