素敵なクリスマスプレゼント



今日はクリスマスです。
よい子のみなさん、サンタさんは来ましたか?
私のところにもサンタさんがやってきて、
プレゼントを置いてくれました。
何でしょう???


…向山会長の現役時代のDVDですーーーーー!!!
うおおおおお
やったあああああ!!!!




落ち着いたところで、中身を確認してみました。


まずは、1986年5月10日 MAキックボクシング連盟(えっMA??)
ウエルター級タイトルマッチ 須田康徳戦です。
(以下敬称略)


場所はどう見ても後楽園ホール
チャンピオン向山赤コーナー。ミナトニシカワジム?所属。
SAKIYAMAの文字の入った赤いトランクスに白いサイドライン。
名前をコールされておじぎ。


青コーナー・ウエルター級位の須田。市原ジム所属。
市原ジムって新日本じゃ…。
須田もおじぎ。
須田は青いトランクスに白のベルトラインとサイドライン。
文字はなにもなくて、練習用みたいなすごいシンプルでつ。。。


1R
両者前蹴りやローキックで牽制しあう静かな立ち上がり。
向山会長はファイターだと聞いていたのですが、
ローや前蹴りを放って距離とってまして、
これだとアウトボクサーじゃ。
なんて思ってしまいました。


しかし、左フック空振りのあと、
すかさず左ストレートをボディに伸ばすあたり
かなりのボクシングテクです(萌)♪
須田は向山が出てきたところに渾身の力を込めた左右フック。
クリーンヒットはなかったのですが、かなりのパンチ力を感じさせます。


「がんばれがんばれすーだ」とか「てつや」コールが
場内から起こりますが、子どもの声とか混じってるし。
今の応援よりもテンポ遅くて、どこか牧歌的な感じすらします。


2R
立ち上がり左ジャブ、右ローキックで距離をとる向山。
須田は左右フックで前へ。
両者に身長差があるので、こういう戦いっぷりなのでしょう。


向山の右ローキックが脚をとらえると、
「バシン!」と大きな音が響きます…。


中盤、向山がパンチで出て、左ミドルキックを空振りして
バランスを崩したところに、須田猛突進して左右ショートで出ます。
そこから打ち合いに。


向山の左右フックで須田ダウン。
再生しなおしてよく見ると左が強烈にヒットしていて、
かなり効いてそうですが、
3カウントくらいでぱっと立ち上がってました…
向山さらに左右フック連打、ロープ際に追い詰めますが。
逆に須田の右アッパーがクリーンヒット
後退する向山。須田がコーナーにつめて連打。右アッパー。


向山は左フックをでサイドに回ってボディに放ってこれを逃れ、
左ジャブで距離をとります
須田は左右フック右アッパー
後半は中間距離で一進一退のパンチの打ち合い。


パンチの打ち方とか、ローキックのフォームとか、
赤十字竜にそっくりな気が…
じかに、いちから教えているので当然だろ!って…
正面はそうでもないのですが、横顔や、特に後姿は
同一人物としか思えないくらいそっくりです(微笑)♪


3R
序盤よりパンチの打ち合い。
場内の歓声は両者コールが入り混じって凄いことになってます。
須田パンチ連打、コーナーにつめて右膝蹴りから連打で突進。
向山もパンチを返し、右アッパーが強烈にヒット。
さらに連打でたたみかけようとしますが、
須田のカウンターの左フック、
フォローの右フックをもらって前のめりにダウン。
カウント6くらいで立ち上がります。


両者左右フックの打ち合い。
ダメージがあるのか、向山コーナーにつまる。
須田右アッパー。向山右ショート左フック。
この左フックがかなり強烈。
パンチあるな〜
向山は両手で相手の身体を後ろに押して距離をとって
ウィラポンがよくやりますよねコレ…)左右フック。
須田もパンチを返しまたまたゴングまでパンチの打ち合い。


前半、向山が右ロー。後半須田が右ローを出しますが。
ラウンドのほとんどがパンチでの打ち合いでした…。


まさに、「キックボクシング」としか形容しようのない内容。
ですが、今と違って、
まったくといっていいほどムエタイっぽくないのが驚きです。
どっちかというとラウエイに近いようなどつきあい…。


4R
立ち上がりはさすがに両者ともダメージがあるのか、
距離をとってローなどで牽制しあいます。
しかし、1分経過くらいで
須田の左ジャブ右フック左アッパー
向山左右フックとどつきあいに。


向山右フックヒットから前へ、須田もうちかえし乱打戦になるか…。
と思いましたが、中盤は距離をとっての攻撃に。


向山左ジャブ。須田右アッパーを大きく放ったとこに
向山の両手で相手の身体を押し、
間髪いれず右フック。
これがきれいにあごをとらえ須田ダウン。
立ち上がった須田に場内から暖かな拍手が。


さらに連打で攻め込む向山右左フック。
右フックでこの回2度目のダウン。
立ち上がりますが、表情を見たレフェリーがストップをかけました。


死闘を制し、王座防衛に成功した向山ですが、
ガッツポーズとかなんにもなくて、
勝ち名乗りも、ベルト授与のときも淡々としてます。
このあたり童子丸っぽい…
てゆーか、童子丸が会長っぽいんじゃ。


プレゼンターにJALのスチュワーデスさんが制服姿で
表彰状とレイを持っているのが時代を感じさせられます。


壮絶な試合で見ていて疲れました。
1Rがすっごく長く感じられました…
素朴な疑問ですが、当時の選手は
どのくらいのペースで試合をこなしていたのでしょうか。
この内容だと年間2〜3試合(世界戦ペース)しかできないように思えます。


あ、あと当時の試合スタイル。皆さんファイターってことはないですよね。
たまたまハードパンチャーどうしの
試合だったからこういう内容になったのかなあ…
(to be continued…)