素敵なクリスマスプレゼント



まだまだ続きます。
今回は1979年。TBS中継分だそ〜です。


グリーンをバックに、白で「キックボクシング」の文字。
ひと昔の少年漫画ぽい字体です。
懐かしのスポーツ放送のテーマをBGMに


テロップ
「ウエルター級
 向山鉄也 3R ジョン 宋
 美郷 拳 5R ルーレオ・ワンチャイチャナポット
 有馬 敏 5R ウォンユー・アーモンパット」


をバックに回し蹴り、膝蹴りを決めるシーン。パンチ連打のシーンが


テロップ
「解説 寺内大吉
 実況 石川 顕 松下 賢次」


選手映像のほかに、
ブラスバンドと白人ギャルのまたまたチアガールが
もう人カットはリング上で乱舞するチアガールとリング下にブラスバンド
黒人ギャル10数人が踊っているカットの後に


提供 Minolta の文字
「この番組は世界のデュアル?ミノルタカメラの提供でお送りします。」


1社提供なので、おそらく深夜番組でしょう。


リングアナは白のスーツ上下に黒の蝶ネクタイ。
リングアナ「三回戦を行います」
テロップ「後楽園ホール
今よりかな〜り照明くらいです。


リングアナ「赤コーナ〜 日本ウエルター級 146P1/4〜
目黒ジム所属 向山鉄也」


テロップ「ウエルター級 向山鉄也(目黒)」


向山白いトランクス
時代がさかのぼっていくにつれて、
赤十字竜に似てる度が上がっていくのが(*^^*)


リングアナ「青コーナ〜 日本ウエルター級 146P
大阪ヨコ山所属〜 ジョン・サン〜」


テロップ「ジョン・宋 (ヨコ山)」
それって、ガルーダ・テツのいた、大阪横山ジムのこと?」


ジョン・宋 水色のトランクス
二人とも、海パンみたいにぴったりしたトランクスなのが
時代を感じさせます。


レフェリーが両者を中央へ
場内から「フレーフレーさきやま」の応援が


アナ「(中略)ジョン・宋、本名はごうだゆきまさです」
アナ「向山が身長174cmと長身なのに対し、ジョンの方は165cm。」


同じ階級には見えない両選手…


向山いきなり左ミドルキックを顔面へ
蹴り脚をつかむジョン。
ロープぎわ組みあうがレフェリーがわける。


アナ「向山が2戦2勝2KO。一方ジョン・宋は今日がデビュー戦です」


デビュー3戦めとデビュー戦でTVに写るなんて(汗。。。


ジョン右ローキック向山組んで左膝蹴り。


アナ「寺内さん。向山は目黒ジムでも期待している選手のひとりですね。


向山膝蹴りとワンツーのコンビネーションで前へ。


解説「まずね…。身体がいい。非常にウエルターでも、大きいんじゃないですか。」
アナ「そうですね〜」


ジョン、組んでとめる。向山は上からパンチを放とうするが引いて


解説「あの、ムダな肉がなくてね…」


右膝蹴りから向山右ストレート。
ボコっ!というものすごい音がしてあごにクリーンヒットし、
ジョンダウン。


アナ「おーっ右ストレートお〜」


しりもちをついたジョン。首を横に振りくやしそうな表情。
解説「すばらしいストレートですね」
このままKOされてもおかしくないパンチであるが、
4カウントめでたちあがる(汗…


アナ「向山は空手、あるいはハンドボール、サッカー、野球、スポーツ万能」
向山右ミドルキックから左フック。
右フックヒットから左ミドルキックでコーナーにつめる。
さらに右フック2連打でジョンは背中を見せる。


アナ「ジョン・宋防戦一方。本日がデビュー戦のジョン・宋にとっては」
後退するジョンに向山右ローキック。
アナ「また右入りましたかなり効いてます」


背中をみせるジョンを抱えるようにして向山左膝蹴り連打。
さらに右膝、左ミドルキック。
アナ「向山の攻勢が目立つ第一ラウンド」
右フック2発から左膝蹴り。
これがボディをとらえ、ジョン2度目のダウン。


アナ「あーっこれボディに。膝蹴りがボディにはいりました。」
たちあがるジョン。カウントは進む。


パンチャーのイメージが強い向山会長ですが。
この試合では長身を活かしてのヒザ蹴りを多用してイケイケな攻めっぷり。
久保きゅんを思いおこしてしまいました。


アナ「今日がデビュー戦のジョンにしては、相手が悪いです」
解説「ちょっと、差がありすぎますね」
解説「向山のコンビネーションが非常にいいですね」


向山右フック、左膝蹴り、さらに右フックで3度目のダウンを奪う。
アナ「青コーナーでダウン。」
青コーナー側のセコンド、
白いタオルをもってコーナーの後ろに立ち、棄権をアピール。


アナ「3度目のダウンでタオルが今入りましたか…。
タオルが入りました〜ノックアウト!」


レフェリー向山の手を上げる。
アナ「目黒ジム期待、
80年代を背負ってたつのはこの選手といわれています。
向山鉄也が見事なノックアウト勝ちを飾りました。」


勝ち名乗りをうけてすぐ、青コーナー側に歩みより、
椅子に腰掛けているジョンに挨拶する向山。


…礼儀正しい(*^^*)。。。。


空手着を着た男性がリングに登場。向山の手をあげる。
リングアナ「ただいまのKOタイム。1分30秒」
その男性の顔を見た向山の顔に笑みがこぼれる。


アナ「今…おそらく、友達の方でしょう。うれしそうに。
空手着を着ました友達の方が
向山鉄也の手を高々とあげてくれました。」


くれました、って(汗。。。
今だったらボコられそうです。
のどかな時代だったんですね。。。


勝利者トロフィーをもらう向山
アナ「ま〜しかし寺内さん、
開始早々のあの右ストレートで大体が決まっていたと」


今だったら最初のダウンの段階で浦谷レフェリーがストップしてます。


解説「やっぱりね。向山選手のいいのは、
一発だけじゃなくて、蹴りとパンチのコンビネーションがね。」


トロフィーをセコンドに預け、四方におじぎをする向山。
…とても礼儀ただしい(*^^*)。。。


解説「非常に…あのうまく、リズミカルでしたね。
ですから。このクラスでこの若さ、抜群ですね。」
最初のダウンシーンのリプレイ映像に切り替わる


アナ「今最初のダウンのスローですが…。。」
解説「非常にヒザがいいです。このあとのストレートが
アナ「あーっと。右ストレートですね〜見事ですね〜」
解説「いいヒザがはいってましてね、そのあとからまた、ストレートと」


解説席が写る。
寺内大吉 松下 賢次 のテロップが
寺内は黒のスーツに黒いベレー帽。
松下は黒のスーツに青系のストライプのネクタイ。


解説「まあウエルター級は日本の、メッカみたいなもんですから。
こういうとこへ彼が一日も早く、割り込んでくる、楽しみですね。」
アナ「特にこのところ目黒ジムには
   重量級のいい選手が出てませんでしたからね。」
解説「ま〜ね。なかなか身体つきもいいでしょ。
    非常に均整がとれてましてね。」


KOシーンのリプレイ流れる
解説「ムダな肉があまりないですからね。」


キックの選手なら普通のことなのですが、
この時代、重量級にけっこう
おでぶな選手がいたってことでしょうか(汗。。


アナ「最後のフィニッシュのところをごらんいただきました。」
解説「同じウエルター級でも今日の相手とは、倍くらい大きいですからね。」
アナ「向山鉄也、先が非常に楽しみな選手が出て参りました。」
解説「いい選手ですね。」
アナ「第一ラウンド。見事なKO勝ちでした。」


…といったとこでこの回は終了なんですが。
タイ人見たかったっス。