年賀状異変



ここ半月あまり「年賀状」について悩んだ方、いませんか?
雑誌の「プチ悩み相談」みたいなコーナーで
「ここ数年、年賀状をだして、いっこうに返事がこない人がいるけど、
 今年も出すべきなのか…」といった文章を読んで、
「同じことで悩んでいる人いるんだー」と、
ほっと胸をなでおろした方もいらっしゃるのでは…。


私ですが。年賀状を出す数、そしていただく数は年々減っています。
これまでどおり年賀状をいただいている方は続行してますが、
新しく知り合った方で、
普段の連絡手段は電子メールが大半をしめているとなると
改まって年賀状を出すのはどうなんだろう…
たかが10cm×15cmの紙ですが、それがなあんか重いような気がして
メールでの新年のあいさつでいいかなあなんて思いました。


しかし、父は定年退職してから10年以上たつというのに
いまだに元会社関係からの年賀状が多数やってきます。
会社人間おそるべし。
ただ、父の年代だと、ほとんどの方が退職されて時間があることと


年賀状→生存確認


が切実な要素となってきているのかもしれません。


毎年元日に自宅にいるか、あるいは帰省するか旅行で留守にするかで
年賀状に対するスタンスは違うかもしれません。
私はほぼ毎年自宅なので…
元日に年賀状が少ないと寂しいし、
実際1月1日に1通も来なかった年もあって泣きそうになりました。


ただ、毎年お正月は自宅外ですごし、仕事初め前日に帰宅して
自分が出していない人からの年賀状の山に焦りを感じる人は
年賀状なんて面倒くさい…なんて思っても不思議ではありません。


愛読しているブログで、晴れ晴れと「年賀状離脱」について
書かれているのを読みました。


私はそこまで思いきれない…
学生時代の友人で、子育てなどで急がしそうだと
なかなか連絡をとりずらい。
そんな状況で、定期的にお互いの近況を確認しあえる
年賀状はとても良いツールじゃないかと思います。


自分は何も創りませんが、創作をしている友達がけっこういて
年賀状が毎年とっても可愛い。それがとても楽しみです。


年齢が下り、メールの依存度が上がっていくにつれて、
年賀状に対する思いいれは薄まっていくように思えます。


デビルマンさんの日記に「ジムの若手選手が会長に年賀状を書いてない」
ことに激怒されていることが書かれていました。


ちょうど1年前、キック系の掲示板で、
多くの選手をサポートしているらしき方が
「最近の若い奴は年賀状も書きやしない!」と、
まったく同じことで激怒さてれいる書き込みが。


おそらく、20代前半くらいで、男性となると(女子は筆マメ)、
社会に出始めたころから連絡手段がメールで、
年賀状はおろか手紙すら書いたことがなく、
「何で年賀状書くの?」なんてリアクションな若者も結構いるのでは…。


友達には携帯で「あけおめ」でいいですけど、
お世話になった目上の方には下手でもいいから年賀状を書くべきでは…。
このへんのところは我々年寄りが教えていくべきことなんでしょうね…。


と、いうわけで、知り合いのほとんどに年賀状を送っていた時代から、
今は相手によって賀状、メールを使いわけるように変わってきています。
どのような形態で送るかで、その人に対する気遣いがわかってしまうので
年賀状でよかったのか、メールでよかったのか、
スパムと間違えやすいのでメールは送らない方がいいのか結構悩み、
マニュアル的に「みんなに年賀状を送る」時代の方が楽だったなあなんて思います。