今更ですが。



ポンサクレックVSモラレスを見ました。
2006年6月30日のことです。


会場はサイアムパラゴンセンターというバンコクに新しくできた
巨大ショッピングモール。そこのイベント会場で行われました。
リングの後方にステージがあり、男女ダンサーが踊ったあと
巨大スクリーンで煽り映像が流れたあとポンサク登場!
という凝った演出。


男性ダンサー二人がマスホクシングみたいな振り付けで
踊ってました。普通こういうのだと、手だけ動かしていかにもダンス
みたいになるのですが、なかなか様になっていたのはさすがタイ!


モラレスも煽り映像のあと、ソンブレロと派手ガウンで登場。


初回早々プレッシャーをかけるポンサクレック
モラレスもパンチを出しますが、あきらかに遅い。
両者のスピードにはかなりの差があり、
モラレスかなりパンチをもらってしまいます。
開始そうそう「あ〜あ」という感じでした。


2R。バランスを崩したところに追撃をうけてモラレスダウン。
しかし、これで目がさめたのか、1Rとは別人のような
回転の速いパンチで反撃。
ポンサクレックも打ち合いに応じます。
モラレスのパンチも結構あたるのですが
王者の連打と圧力が上回ります。


3R。またもや打ち合い。
中盤にポンサクレックの左フックがモラレスの
右目じりのあたりをとらえて出血。
レフェリーが止めますが続行。
スローVTRが出ますが、
見事に左フックがまぶたをとらえてました。


4R。打ち合いですが。
モラレスの出血がひどくなり試合ストップ。
ポンサクレックのTKO勝ちでした。


亀田戦もそうでしたが、スロースターターなモラレス。
ダウンをとられた後は別人のようにスピードUPと
ピンチになると力を発揮するタイプなのかもしれません。
速さがあった分、亀田戦よりもコンディションは良かったのでは
と思わせるものがありました。


ポンサクレック。攻撃はけっこう雑な気もして、
ただ単に勢いで押しているような…
カウンターをとるのがうまくて度胸のある選手ならもしかして…
なんて思わせるもののありますが。


身体の切れとハンドスピード速い速い。
ノンタイトル戦を見ると「なんだかにゃ。だいじょうかにゃ。」
という印象なのですが。
大事な試合にはきっちりと仕上げてくるのがタイ流。
シリモンコンも世界戦とそうでない試合とは
別人だし…。


…というわけで、モラレスは悪い選手でなく。
世界ランカーの実力はあるものの、
ポンサクレックの攻撃力は段違い…
という結論に達しました。


やはり、チャンピオンとランカーは、違うんですね…。


アゴが弱いといわれる亀田ですが、
ポンサクレックは素早くステップインして
真下からつきあげるようなアッパーを放つので
ガードが固くても、スピードについていけないと
もらってしまう危険性がかなりありそう。


ううむ。大丈夫かな。。。
その前に清水との防衛戦が6日に控えてます。


タイは…メチャクチャ暑いそうです。。。