ラウェイつづき



14時ちょっとすぎに始まって、
終わったのは17時半くらいだったか…
KO続出なのに、思ったより遅かったのは
インターバルが2分もあったから。


最初に主催者とミャンマー代表の挨拶があった以外は、
DJもダンサーもマスコットギャルによる抽選会も
歌謡ショーもなく、淡々と試合が進行。
唯一の演出は、青コーナー下に陣取った
ミャンマー小楽団による生演奏。
ムエタイの音楽よりもビートがきいていてアップテンポで
闘争心を煽るような曲調。試合を盛り上げてました。


リングアナも、「両者ダウン1度ずつで今のところイーブン」とか
これまでの試合経過を説明する親切ぶり。
かなり好感度の持てる進行でした。


というわけで対抗戦です。

○ター・トウ・ワ(ミャンマー) 3R TKO ●佐藤真之(F・A・S拳真館)



佐藤は優しげな顔立ちで、私服だと格闘家に見えないかも…
しかし、ラウェイ常連、しかも組んだときバシバシ頭突きを
連発する熟練度。ルックスと試合ぷりのギャップが凄い。
昨年11月のCHAOSの時は、子どもの声で「佐藤せんせ〜い」と
声援が飛ぶなど、女子萌え要素の多い選手です。


対するター・トウ・ワは…この選手もゴツイな…
今回、ミャンマー選手はすべてカレン族上着↓を着て
http://www.myanmarplg.com/info/minitory/index.html#1
入場したのですが、皆カレン族なのでしょうか?


1R開始早々。ター・トウ・ワがカット。傷が深そうだが続行。
あわやストップの劣勢に首相撲で耐えるター・トウ・ワに
客席のミャンマー人のおじさんが大興奮。


しかしインターバルは「2分」なせいか
2Rはかなり回復した印象。
後半、強引にパンチ、首相撲からの膝蹴りでペースを握る。


3R ター・トウ・ワラッシュ。またもや膝蹴り連打でフィニッシュ。


佐藤序盤はかなり良かったのですが、
空手選手の弱点でもある首相撲で苦杯。
だけど、もしラウンドのインターバルが「1分」だったら
1Rの勢いで試合が進んだかもしれません。
2分はけっこう長いです。

○ミン・ウイン 判定 ●竹内祐也(和術慧舟會総本部)


ミン・ウイン。ものすんごくごっつい!
ちょっと、ムエタイの名選手、
トンチャイ・トーシラチャイに似てるけど
トンチャイよりごついです…いかにも強そう。


対照的に竹内は長身で細身。
この試合は首相撲が多く、場内から「減点しろ〜」
「相撲やってんじゃね〜」などのヤジが飛びました。


竹内は長身を活かしての膝蹴りなど、
ミン・ウインはかなり相手が出ると組んだりとか
かなり強引にパンチとか投げとか
見た目どおり力まかせの印象。


ラウェイはけっこう「投げ」が多いということがこの時点でわかりました。
SBルールでやっても面白いかも。。。


そおいうわけで、日本VSミャンマー対抗戦は
かなり白熱した内容でした。
昨年3月のは、日本人選手がミャンマー王者に次々と秒殺され、
唯一引分に持ち込んだのがグロちゃんただ一人散々な結果に。


今回も序盤、あわや…みたいな場面がかなりあり
研究の成果がうかがえました。
しかし、終わって見れば、またもやキックボクサーが
一番の成績を残した結末に。
空手選手の奮起を期待したいところです。


試合は、なんか街の喧嘩みたいというか、
原始的な戦いぷりがけっこう面白かったし、
進行もストイックで好感が持てました。
特に、休憩時間のときに「あと3分で次の試合が開始します」
なんてアナウンスがあったのにはびっくり!
某団体に見習ってほしいなんてつい…


なので、かなりさびしい入りが勿体なかったです。
あまりにも高すぎる料金設定とグロちゃん欠場が痛かった…
次はいつあるのかな…
今度はちゃんとグロちゃん出るのかな…
生温かく見守りたいと思います。