マリオ・テスティーノ写真展

http://www.syabi.com/schedule/details/mariotestino.html
を見にいきました。


会場に入ってびっくり。写真の1点1点が巨大!
畳三畳?四畳半?そのくらいありました。(一畳くらいのもありましたが)。


2階展示室の分は、同じ人物でも、掲載される雑誌によって
雰囲気を違えているのが面白かったです。


ここまで巨大だと、毛穴とかメイクのノリかたまでよおくわかります。


3階展示室の分は、例えば同じように、顔〜胸あたりを写している写真でも
だいだい均等にピントがあっている写真もあれば、
顔と手にはピントがあっているけど、首や胸のあたりがややぼけてたりとかして
これはかなりの至近距離から撮影しているんだな、とわかる写真があったりとか
これは、どのくらい離れたとこから撮ってるんだろう、といった
相手との距離感が気になりました。


自分はボクシングとキックばかりで、
こういうポートレート写真はまったくといっていいほど撮りません。


スポーツの写真は、撮影条件(光とか)が限られているのですが、
ポートレート写真は、撮影場所をそどうするとか、光をどうするとか、
構図とか、自分で考えることがありすぎるほどあって、
面白いけど大変そうだと思いました。


そういうわけで、どういう感じで撮影しているのか気になったのですが、
ロビーで今回の展示会に関するBBCのドキュメンタリー番組のダイジェストを
ビデオで流したので、見てみました。


マリオおじさん(←つい、でも枯れたおじさんではなく、
エネルギッシュでかっこいいけど親しみやすい感じの方です)は
喋りながらシャッターを切ってます、写真家とモデルというよりは
友達のような雰囲気。ときにはモデルと一緒に飛んだり跳ねたりしたりとか。
その脇で助手らしき人物がフィルム入れ替えたりしてますが。


全編英語で、音声が小さかったので、ほとんど内容は聞き取れませんでした。
ナレーションの部分はなんとか…
なんでも「故ダイアナ妃がもっとも気にいっていた写真家」
だそうで、たしかに今回の展示でも、これまで見たこともないような
リラックスした表情のダイアナ妃が。


出身はペルーで、教会の聖歌隊に入っていたらしい。
母親は、洋服とかは、彼の好きなものを着させていたそうで
(喋っているのがスペイン語で、英語の字幕が出たので把握)
そのあたりのことが、個性を伸ばすきっかけになったのでは
みたいな話でした。


気になっていたモデルとの距離感は、シガニー・ウィーバー
顔がくっつっくんじゃないか、みたいな距離で和気あいあいと
撮影しているとこがビデオでありましたが、
展示されているのは
3mは離れているとこから撮っている写真でした。
しかも、一見男性みたいにも見えるという…
むむ…。