小宮康孝江戸小紋展
http://silklab.com/200411.html
も見にいきました。
会場の「シルクラブ」は初めて行きました、が…
和風のお屋敷で、ちょうど「わかば」が初めて現場に出たようなお庭が…。
入るのにち、ちょっと、いやかなりびびりました。
引き戸をあけると、玄関広〜い。旅館のような雰囲気。
帳面に名前を記入しますが、入場料は無料。
私のすぐあとには、お茶会にでも行くような和服の女性が二人で、
受付の方も和服だったような…、いつも行くアジア系の民族衣装の展示とは
あきらかに雰囲気が異なります。
案内されたとこは、畳です。反物がところ狭しと並んでいて
呉服屋さんみたいな雰囲気なんですけど。
な、なんか完全に自分は場違いです(汗。。。。
しかし、初めてみる江戸小紋はなかなか可愛い。
こんな感じの細かい柄で
http://silklab.com/04comongaracho.html
一見漫画に使われるスクリーントーンみたいです。
係の方に聞いたのと、あとで見せていただいたビデオを総合すると
製作方法は
1和紙に柿渋(と記憶)を塗った型紙を用意する
2型紙にキリなどで穴をあける感じで、模様を抜いていく。
生地の白い部分が、抜いたところになります。
3まっさらな生地に型紙を置き、その上からハケ(だったか)でのり(だったか)を塗る。
4型紙はB5くらいの大きさなので、1反分の模様を入れるのに、70回くらい
3の作業を繰り返していきます。
柄がずれないように型紙を置き続けなければいけないのですが、
これにかなりの神経を使いそうです。
5完成した4を染めて乾かす。
65を洗う
といった手順です。
詳しいことはここ↓
http://www2.edu.ipa.go.jp/gz/y-kwm/y-fkg/y-fed/IPA-tac660.htm
2の型紙を作る作業は、専門に彫る方がいて、ビデオで見たのは
ミリ単位の本当に細かい手作業でした。
それにしても、人間国宝の作品が¥312,900〜というのは
リーズナブルな気が…。
自分は、着物を全く持っていなくて、
成人式のときは…あのハデで大きな柄が似合わないと思ったのと、
着ると大変そうなので、買いませんでした。
しかし、この江戸小紋は本当にやわらかくて軽いので、
こ、これだったら可愛いし着られるかも…と思わせるものがありました。
柄控帖にはありませんが、亀が可愛かったなあ…