「宮殿とモスクの至宝」展



を見に、世田谷美術館まで行きました。
http://www.setagayaartmuseum.or.jp/exhibition/exhibition.html


正直言って、ここは非常にアクセス悪〜い立地条件です。
が、その不満がふっとぶほどの貴重な展示物の数々!


ウエブサイトから展示の様子が見られます。
一枚目右側の説教檀、そして二枚目のペルシャ絨毯。
一枚の写真に納まっているのが信じられないほど、
というか、日本までどうやって運搬したのか
不思議になるほど巨大なものでした。


また、モスクというとターコイズブルーのタイルですが。
そのタイル壁がかなり大きなサイズで展示されていました。
イスラム諸国にいかない限り生で見られないものなので
お得(←つい)な感じが…。


陶器や衣装の文様も可愛かったし…。
展示は見られましたけど、けっこう混んでいて
平日に半日くらいかけてマターリしながら過ごしたくなる展示でした。


個人的にはイスラム圏にも中国の陶器が入ってきて、
中国風に作成されたものが流行したということが興味深かったです。
モチーフでも、中国風の雲とかあったし…。
あとチベットぽいやつとか、ヨーロッパ風のものとか…
ひとくちにイスラムといいますけど色々な文化が交じり合っている感じです。


図録は読み物としてもかなり面白そうで
イスラム教は偶像崇拝が禁止なのに、思った以上に人物像が多いし
仲が悪いはずのキリスト教モチーフがあったのが意外でしたが、
おそらくこれを読めばそれらの疑問が解決できそうです。