NHK世界遺産の旅 イスタンブール



http://www.nhk.or.jp/sekaiisan/card/cardr068.html
見ました。
何かのエッセイか、どなたから聞いた話しか忘れましたが、
日本人がいっぱい来るせいか、
イスタンブールの絨毯屋さんは日本語がペラペラだという…


番組の冒頭で出てきましたが、バザールの売り子さん
本当に日本語に堪能。外国人力士並みです。
番組ではそんなイスタンブールの国際的ぶりを追います。


上のURLにあるように、
オスマン帝国を拡大させたメフメット2世。
ハレム(後宮)の女性はロシアやアルバニアなどから連れてきて、
生まれた子どもを後継者にするなんて
純血主義にこだわらないのは世界的にも珍しいのでは…。


また、捕虜となったキリスト教徒でも能力があれば出世させるなど
宗教にもこだわらない人材登用をしてたそうで…


それが、現在のイスタンブールにも生きていて、
複数の宗派のイスラム教徒と、そしてキリスト教徒が
同じ職場で働いている工房をとりあげていました。


取材日は折りしもラマダンの最中。
イスラム教徒が日中は何も食べられない中、
キリスト教徒は午後のチャイはしっかりと飲みますが
険悪な雰囲気はありません。そして
日没後は速攻でご飯を作り、みんなでいだたいてました。


「信じるものが違っても、お互いの信頼関係があれば…」
とのこと。世界中の宗教紛争からすると信じられないケースですが、
これまでの歴史的な積み重ねがあってのことでしょうね。


あと、面白かったのが、オスマン帝国の軍隊は
勇壮な太鼓をメインとした楽団を連れていて、
戦争前は音楽で士気を高め、戦争中も音で威嚇していたのだとか、


…これって今でいうと、K-1などで、各選手が入場するとき
BGMが流れていて、それで本人および客のテンションがあがる
…みたいなものですよね(笑)。