リック・フレアーの自伝↓

http://www.enterbrain.co.jp/jp/p_catalog/book/2004/4-7577-2153-6.html
を読みました。
彼について詳しくはウィキペディア↓で。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%AA%E3%83%83%E3%82%AF%E3%83%BB%E3%83%95%E3%83%AC%E3%82%A2%E3%83%BC


私のプロレスに関する記憶は、
古館伊知郎が実況をやっていたころ(って相当昔ですね…)で止っています。
フレアーはその当時、老舗団体「NWA」の王者だった人。
ハンサムな顔立ちにブロンド
(自伝によると染めてるらしい‥よくある話)の長髪。
美川憲一もびっくりのキンキラ衣装‥と「キザ」なルックス。
しかしレスリングは滅法上手い‥。
本国ではこれに「毒舌」「プレイボーイ」が加わったみたいですが。
日本では「老舗団体の名王者」であまりキャラはなかったと記憶してます。


そういうわけで、自分大好きのナルシストで、
自伝にはさぞかし自慢話が並ぶのかと思っていたら‥
全然違っていました。


プロモーター的な考え方を持っている人で、
抗争のアイディアを次々と提案。
有望な選手が出てきたら、
率先して引き立て役を買い、育てていったという‥。


お客さんの反応は良かったものの、
興行主の意にそぐわぬ試合をして叱られるも
「ウケるためなら何でもありだ!」と反論。


この言葉どおり、常に、何をしたら観客が喜ぶかを考えていて
「ううむ。プロだなあ」と感心しきりでした。
逆に、ハルク・ホーガンは客ウケは二の次で
常に自分が「イチバン」じゃないと気がすまない人だそうで‥。
それはそれでホーガンらしい。。。


レスラーの逸話もふんだんに出てきて
そういえば、ビル・ロビンソンって、いたよなあとか
あのレスラー、実はこんな人だった的なことでも楽しめます。


他のレスラー評は、まさに一刀両断。
賞賛するレスラーはベタ褒めなのですが、
しょーもないと思ったらメチャクチャけなしてます。
残念ながら試合を見たことのない選手がほとんどだったのですが、
プロレスに詳しい方ならおおいにうなづけるのかもしれません。


一番びっくりしたのが、「エリック兄弟」といって
二世、イケメンでなおかつ6人兄弟という
これでもかみたいにスター性に恵まれ、
将来を嘱望されたにもかかわらず、なぜか
次々と変死してしまい、現在生存しているのは次男だけで
「呪われた一家」と言われているレスラーたちがいたのですが。


続続と亡くなったのはそれなりの理由があったんだな。。。
呪われてたわけじゃないんだな‥
ということがこの本によってわかりました。


彼らに限らず、レスラーは若くして亡くなる人が多い
なんて思っていたら、ガーン↓
http://kakutojunky.blog66.fc2.com/blog-entry-382.html