試合後のポンサクレック



本日の「日刊ムエサイアム」にコメントがありました。


日刊ムエサイアム「今回の試合はいかがでしたか」


ポンサクレック「できるかぎり頑張りました。
勝つことができなかったのは残念です。
世界チャンピオンのベルトを持ち帰ることができなくて、
(タイの)ボクシングファンのみなさまにおわびをしなければなりません」


日刊ムエサイアム「引分という結果は、公平だと思いますか」


ポンサクレック「率直に言うと、8R以降の採点を聞いて
とても驚きました。負けるとは思いもよりませんでした。
なぜならば、最初の4回は良かったです。
頑張って試合をコントロールしました。
前回のように、焦らず、冷静に試合をすすめることができました。


内藤は、かなり変則的な攻撃でした。
パンチを多く出してきましたが、わずかなパンチしか
もらっていません。」


日刊ムエサイアム「内藤は、前回に比べて進歩がありましたか」


ポンサクレック「少しです。でも、ファイトスタイルは変りました。
的確ではありませんでしたが、手数が本当に多かったです。」


日刊ムエサイアム「2Rから10Rまで内藤の右をもらっていた
ように見えましたが、どうだったのですか」


ポンサクレック「わずかですよ。彼はかなり大振りなので
もし間違ってパンチをもらっても、ダメージは少ないです。」


日刊ムエサイアム「5試合目に向けて、何を改善したいですか」


ポンサクレック「自分はもちろん、再戦したいのですが、
これはプロモーターのウィラットさんが
機会を下さるかによります。」


日刊ムエサイアム「もしもう一度対戦するとしたら、
スタイルの変更はありますか」


ポンサクレック「今回よりも手数を増やすことを考えています。
でも、(トレーナーの)パヤックさんと、今回なぜ失敗したのか
を含めて話しあわなければなりません。」


日刊ムエサイアム「もし、今回の試合がタイで行われていたら、
楽に勝てたはずです。でも、日本で試合をしたので、
期待はずれの結果になってしまいました。
もう一度日本でリベンジしたいと思っていますか」


ポンサクレック「もちろんです。もう一度日本で試合をしたいです。
僕は場所がどこであろうとも、勝つ自信があります。」


日刊ムエサイアム「前回よりも、良い準備ができていたはずですが、
勝つことができませんでした。落ちこんでますか」


ポンサクレック「少しです。でも今回の試合は、計画通りにできたと思っています。
採点については気にしていません」


日刊ムエサイアム「30歳ですが、コンディションに問題はどのくらいありますか」


ポンサクレック「率直に言って、まったくありません。
僕はずっと厳しい練習を積んでいるので、
試合に向けてのコンディションの問題はまったくありません」


日刊ムエサイアム「ボクシングファンにひとこと」


ポンサクレック「ファンの皆様、今回の世界タイトルマッチ
で期待にそえず申し訳ありませんでした。
もしもういちど機会があれば、世界のベルトを得るために
これまで以上に努力いたします。」

いよいよ決戦!



本日の「日刊ムエサイアム」より


ポンサクレックのプロモーター、ウィラット氏のコメント。
計量がアンダーだっことは深刻に考えていない。
前回の敗戦は油断によるものだった。
ポンサクレックの技術が勝っていることには自信をもっている。
今回は冷静に闘うよう指示している。


あと、日本にいるピチットがポンサクレックに激励の電話をしたそうです。

ポンサクレックインタビュー(完結編)



(2/26の「日刊ムエサイアム」の記事を小出しにしてました)


日刊ムエサイアム「何か願掛けをしていますか。」


ポンサクレック「毎回同じです。
ピチット県にある祠におまいりにいってます。
最初は世界チャンピオンになることをお願いしました。
実家の近くにあるお寺です。
おそなえするものは毎試合同じで、
豚の頭、ゆでたにわとり、花のレイです。
僕が試合のときなどにかぶっている
毛糸の帽子はゆかりのもので、お守りのようになっています。」


日刊ムエサイアム「今回の試合では、引退をかけているとのことですが…」


ポンサクレック「内藤はどうなのかはわかりません。でも
僕は今はまだ引退については考えていません。
僕は35歳くらいまでは現役でいたいと考えています。
今、まだ31歳です。率直に言うと、まだ体力に自身があります。
引退はまだまだ先の話で、あと4年くらい後のことです。」


日刊ムエサイアム「KOできると思っていますか」


ポンサクレック「そうですね。もしチャンスがあったら
逃しません。でも、どの回で倒したいという希望はありません。」


日刊ムエサイアム「ボクシングファンひひとこと」


ポンサクレック「みなさま応援していただきたいです。
勝利が得られるよう。力をください。
僕は約束します。皆さんを失望させないことを。
ありがとうございました。」

ポンサクレックインタビュー 3



昨日の日記のつづきです。


日刊ムエサイアム「睡眠薬についてですが、
緊張を解く薬なのですか」


ポンサクレック「ええと…本当に的を射た質問ですね。
ふだんは、眠れるのが困難な人間ではありません。
が、薬を飲むのは、楽に眠れるからです。
ずっと服用していましたのですが、
何も緊張することもなく、
本当にとても楽に眠れることができます。
でも前回の試合は、多すぎる量を服用してしまいました。
試合の前日もそうでした。失敗をおかしたのは僕自身で、
このことについては、誰も責めることはできません。
今回は薬を飲まずに眠ります。
もうこりごりです。


日刊ムエサイアム「身体のコンディションはベストとのことですが。
精神面はどうですか。」


ポンサクレック「精神面でも充実しています。
身体のコンディションがいいのが自信につながっています。
負けて王座を失い、とても落ち込んだ時期がありました。
でも応援してくれる人たちに元気をもらいました。
家族、友人、ジムの人たち、そして
プロモーターのウィラットさんとピヤラットさんが、
「一生懸命練習をすれば、きっとタイトルを取り返すことが
できる」とおっしゃったことが大きかったです。
それで、練習に励み、コンディションを整えることができました。」


(つづく 勿論明日完結です)