京小紋展



2月17日の日記↓に書いた京小紋展に行ってきました。
http://d.hatena.ne.jp/anmonite/20050217#p2
素敵でした。ちなみに17日の画像はやはり展示品からとったものでした。
上の花柄はひたすら可愛らしく、下のはややエスニック調でした。


工程について質問したところ、
1:まずは白い糸で織る。このときもまっさらに織るのではなく、
柄が浮き出るような形で織られます。
2:これを染める。柄によっては部分的に
絞り染やろうけつ染をするみたいです。
3:木版などで型を作り、部分的に染める
4:線などを手書き
といったさまざまな工程を経て1枚の布が完成します。
それぞれの反物の下におおまかな工程が記載されていました。


なので、透明感はあるんだけど重層的というか、
半立体的な感じの生地になっています。


11月13日に見た江戸小紋のきっちりとした柄も素敵でしたが、
本日みた京小紋の方が表現がバラエティに富んでいて、イマ風の柄もあったし、
こちらの方が着て楽しいかも、と思わせるものがありました。


アジアの布は、こういう風に着こなそうかな、と思って購入しますが
着物はどうしても美術品としてみてしまうので、
どの柄が自分に似合うとか、着たらどんな感じになるのか
まったく想像がつきません。


実は着物を一着も持っていません。
成人式の時に購入するのが一般的ですが、洋服で済ませました。
20歳当時は、着物というと成人式に着るような、演歌歌手が着るような
派手で柄の大きいものしかないと思っていました。
それは背の低い自分には似合ないので、購入する気さえ起きずじまい。
当時、小紋の存在を知っていたら、絶対買っていたのに。


ただ、小紋は成人式・卒業式・結婚式といったセレモニー用ではなく
お茶会とかちょっとお呼ばれ程度の時に着るのかもしれませんが…。